23. Deutsche & Internationale Zinnfigurenborse Kulmbach
(第23回 クルムバッハ・ドイツ&国際錫人形フェア)

2011年8月12〜14日 ドイツ・クルムバッハ




初めに

 ドイツ・クルムバッハにて、今年で23回目を数える「クルムバッハ・ドイツ&国際錫人形フェア」が、そして今回が7回目の「国際フィギュア&ディオラマコンペティション」が開催されました。


 東京フィギュアソサエティのミーティング等で参加を呼びかけたドイツ人フィギュア愛好家フランクさんの案内で参加した前々回以来、4年ぶりにフィギュア仲間と共に再び足を運ぶ事が出来ました。
 ここにレポートを掲載します。
 前々回のレポート、及びblog『別当日誌』の記事と合わせて御覧下さい。


前日準備


フェア当日

・メインテントの様子
・市民ホール
・各企業ブース

7.Internationaler Figuren- und Dioramenwettbewerd
(第七回 国際フィギュア&ディオラマコンペティション)

・エントリー
・エントリーした作品集
・表彰式

最後に




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前日準備
(8月11日 木曜日)


 前の週に開催されたクルムバッハのビールフェアに使われた特設テントを流用したメイン会場。

 毎回木曜日が前日準備期間で、基本的には搬入業者しか入れず、また販売は決してしません!と主催者インフォメーションに記載されているにもかかわらず、パッケージを解いた先から気の早いマニアが物色しにやって来ます。
 ・・・そして買い物出来ちゃうんだな・・・。

 良い物は、前日からどんどんと売れていきます。二年に一度の決戦は既に始まっているのです。



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フェア当日
(8月12〜14日 金〜日曜日)


メインテントの様子

tentview.1 tentview.2 tentview.3
tentview.4
tentview.5

 メイン会場となる広場の特設テント。

 開場時間
  初日・2日目 09:00-18:00
  最終日     09:00-12:00


 今年は250近い申し込みの中から、16ヶ国181のメーカー・ディーラー・塗装委託業者などの参加があった様です。

 
tentview.6
 フィギュアの主流がラウンドフィギュアに移っても、やはりクルムバッハといえばフラットフィギュア。
 様々な規模の多彩なメーカーが出展しています。


 勿論、各種専門店もブースを出しています。
 新製品から古い物、キットから専門書籍に至るまで、多彩な品揃えです。値段の方もイベント特価で安くなっている物も在ります。・・・メーカーブースよりも安かったりするんだよな・・・。

 ネット販売が盛んになったとは言え、模型事情の良くない欧州の事ですから、こういったフィギュアショーは、多彩な品揃えを実際に手にして買う事の出来る貴重な機会です。


市民ホール


 広場に隣接した市民ホールが、第二会場に成っています。

 コンペディションの会場も、こちらのホールです。
 主にクラブ・サークルのブースが置かれ、お世話になったライプチッヒのクラブもブースを開設していました。

 自分たちの作った作品やクラブ、イベントの紹介だけでなく、自作のフィギュアや飾り台、資料を販売していました。

 ここのブース(左画像)の飾り台が一番良い感じで、しかも安価でした。
 広場周辺にはレストランやカフェも多いのですが、こちらで飲物や軽食を取る事も出来ます。


各社企業ブース

Pegaso Models Andrea Miniatures
 フェアでは、有名どころの企業もブースを出しています。

 従来品から新製品まで、パッケージ用の完成見本品なども並べて、見本市的な雰囲気です。

 実際に自社商品を並べており、新製品を一足早く特価で手に入れる事も可能です。
La Meridiana Miniatures
Soleiers Romeo Models
 こちらは香港の「King & Countly」社。
 キットメーカーだけではなく、こういったトイソルジャー系の完成品を製造販売している企業も、ブースを出しています。

 中には自社製品を塗装済みの物と、キット状態の物とを売っている業者も多いです。
King & Countly
 またコレクター向けに、既存のキットを塗装販売していたり、塗装委託をしている業者・塗装師(フィニッシャー)も増えていた様に思います。

 右の物は、塗装委託メーカーの商品見本と、そのアップ画像。
 フィニッシャーは、コンペ(ユーロミリテールだったかな?)で金賞を取った事もあるロシアの女性だそうです。

 コンペで賞を取るのもフィニッシャーの大切なプロモーション活動。そうかと思えば、セクシーなドレスでパンフレットと名刺を配って歩いている女性フィニッシャー(トイソルジャーメーカーのスタッフかな?)もいたっけ・・・。
 「ああ、あの人ね。話題になってたよ。でも胸の山は観たけど、商品は見てないなぁ・・・。」(某F氏談)
 ・・・PR失敗してるじゃん・・・(涙)。

 余談ですが、完成品を扱っている業者さん同士の話を立ち聞きしたのですが、アクリル塗料で2日で仕上げるのが、業者のやり方みたいですね。


その他、blogでは、気になるメーカーやフィギュアを、随時、トピックス的に取り上げています。

blog『別当日誌』記事

クルムバッハでのお買い物
(1) (2) (3)

企業ブース・レポート 追記
「Peipp Miniaturen Dresden」
「Mirliton」
「La Meridiana miniatures」

会場で見かけた気になるフィギュア達

・フラットフィギュア

(1) (2) (3)

・ラウンドフィギュア
(1) (2)



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7.Internationaler Figuren- und Dioramenwettbewerd
(第七回 国際フィギュア&ディオラマコンペティション)

 今回で七回目を数えるクルムバッハのコンペ。

 他の有名どころの模型ショーと違い、コンペが主役に躍り出たりする事はありません。規模も著名なコンペと比べると小さいのですが、決してレベルが低い訳では無いそうです。

 会場は、例年通り、第二会場の市民ホール。

 エントリーの時間は
  金曜日 10:00-17:00
  土曜日 09:00-11:00

 結果発表と表彰式は
  日曜日 10:00-

 エントリーの料金は、一体3ユーロ。
 こちらで作品とエントリーシートを提出します。
(エントリーシートはネットでダウンロード出来ますし、受付でも用意してありました)

 エントリーしたら作品引換券と、作品番号のシールをもらい、シールを作品に貼り付けます。
 後は、各クラス・カテゴリー毎に決められた展示台に、各自でセットします。

 この際に、色々とデコレーションするのもアリなんだなぁ。
 コンペティション会場の様子。

 カテゴリーはフラットフィギュア/ラウンドフィギュアに分かれ、それぞれにペインティング/オープン/ディオラマ(フィギュア四体以上)の部門に分かれます。
 更に、出品者はジュニア/ビギナー/スタンダード/マスターのクラスを選びます(これは自己判断)。

 都合24部門ある事になりますが、それぞれからゴールド・シルバー・ブロンズの賞が授与されます。
 面白いのは、上位3作品に授与されるとは限らないという点です。相対評価ではなく、絶対評価なんですね。


エントリーした作品集


容量の関係から、blog『別当日誌』の記事として掲載しました。


作品集(1)
作品集(2)
作品集(3)
作品集(4)
作品集(5)
作品集(6)
作品集(7)



表彰式

 最終日の10時から、結果発表と表彰が行われます。

 右の画像で、司会者が紹介しているのは、審査委員長さん。腕組みをしている灰色のTシャツを着ている男性がそうです。


 各部門の金賞受賞者は、作品がスクリーンに映し出され、皆の前でメダルと表彰状を授与されます。
(銀賞とブロンズ賞は、名前の発表だけで、後でメダルと表彰状を貰えます)

 更に金賞の中から、ラウンドフィギュア、フラットフィギュア、ディオラマの三部門で、最優秀賞が選ばれてトロフィー(それぞれ金色のラウンドフィギュアやフラットフィギュア)が授与されます。
 パチパチ。
   

 我々、日本からのクルムバッハ遠征隊の中からは、以下の二人が受賞しました。
 おめでとうございます!

 イワノフさん(左)
  ラウンドフィギュア・ペイント部門マスタークラス ブロンズ賞

 Kou陛下(右)
  ラウンドフィギュア・ペイント部門スタンダードクラス 銀賞


 同じリトル・ウォリアーズの会員として喜ばしい限りです!


 ・・・が・・・私は・・・入賞せず・・・シクシク。



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最後に

 流石は歴史あるイベント。前々回と何も変わらず・・・改めてレポートを書く事が無いくらいでした。

 しかしながら前回・前々回と参加されているカニオ+さんやKou陛下によると、確実にブースの数が減っているとの指摘がありました。確かに、市民ホールで開催されていた子供向けの塗装体験教室も開かれておらず、以前見た企業が出展していなかったり、ブースにも隙間が開いていた様な気もします。
 世界的な不況のあおりを受けているのかも知れません。



プラッツェン城で毎年行われているリエナクメントのイベントは、別日程で開催。
あのテントを震わす落雷の如き臼砲や大砲の音が聞こえないのは、いささか寂しいですね。


 しかし、毎回参加しているフランクさんは、長く参加していた古いメーカーの幾つかが参加しておらず、逆に新顔のメーカーが参加しているなど、将来振り返ると、今大会は大きな歴史の転換点になるはず!・・・と興奮気味に話していました。

 世界的な不況、少子化やコンピューターゲームの発達による、物を作るという趣味市場の縮小など多くの逆風はあるでしょう。
 しかし子供の情操玩具から芸術の高みにまで上り詰めた、このフィギュアという趣味が廃れる事は無いと信じています。何故なら、フィギュアの多く(特にフラットフィギュア)が、子供の情操玩具としての魅力を変わらず持ち続けている気がするからです。
 基本に忠実な物は永遠であると、私は信じています。



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